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BリーグUチームトレーナー NASM-PES 柔道整復師 ピラティスインストラクター 

jr.ウィンターカップ予選

本日よりスタートしました。ジュニアウィンターカップ県予選。

コロナの影響もあり、各チーム練習量が少なかったり身体がなまっていたり、

受験の関係で3年生が少なかったり、全く練習出来ていない1年生がいたりと

それぞれ上手くいかない事もあったかと思います。

今回のトピックとして、

  1. 帯同チームの状況
  2. 試合前に行ったメニュー
  3. 反省点
  4. 試合全体を見て思ったこと  

以上の点をまとめていきたいと思います。

 

①帯同チーム状況

私が担当しているチームは某Bリーグユースチーム。

1年生から3年生まで所属しています。

普段は各自学校が終わったあと一箇所の体育館に集まる為

学校終わったあとすぐに練習!とはいかないものです。

各自足りない身体能力に関して個人メニューを与え食事も徹底させ

練習ではセットプレー等の確認といったところです。

学校が違うので数日ぶりに会い、会話しているところを見ると

微笑ましいものです。ユースとは言え中学生。まだ子供なのです。

プレー云々よりそうした人間としての感性を養って欲しいものですね。

大会前は高校生、社会人チームに練習試合をしてもらいました。

どうしてもフィジカル面で負けてしまってましたが

中学生のうちから高校生に負けないクイックネス、アジリティ

所謂SAQのところで勝ることが出来れば試合の結果も大きく変化します。

なにより高校生になったとき高強度のウェイトトレーニングを取り入れ

早い段階で高い高校レベルでプレーすることが出来ます。

私としてはそれが一番の仕事。トレーナーは今だけでなく、

選手の将来も見据えないといけません。

 

②試合前に行ったメニュー

今回行ったコンディショニングメニューを紹介します。

またコロナの関係でハーフアップが無い為、

出来るだけ心拍数を上げ、関節の自由度を高める必要がありました。

天候も良く時間もありましたので芝生を選び行いました。

 

まずは円になり肩関節のエクササイズから行いました。

両手を上げ、組み、後ろまで伸ばしたあと、可動域の限界を超えるように

反動的に後ろで動かします。これを30回3セット。

次は両手を降ろし後ろで組みます。この状態で上方へ。

先ほどと逆パターンですね。最後限界を超えるよう上方へ動かします。

これも30回3セット。このエクササイズにより肩甲骨の上方回旋、下方回旋が起こり

肩甲骨の自由度を上げる事が出来ます。

特にシューターは少しでも肩甲骨に硬さが残ると肩に力がは入り、

ショートになりいつものバランスも崩れてしまいます。

そんな経験はありませんか?シューターの方は試合前しっかり肩甲骨を動かしましょう!

肩に関しては他にもメニューを行いましたが特に大事ではないので省略します。

 

次は体幹エクササイズ。

みんな大好きワールドグレイテストストレッチ!

なにより青空見上げながら芝生でこれやるのが気持ち良かったですね(笑)

このエクササイズは主に脊柱の動きがよくなると共に股関節周囲の関節にも

アプローチが出来ます。脊柱は沢山の筋肉に支えられています。

例えば学生なら一日中机に向かっていたり試合の移動で同じ姿勢だったり

意外と動いていないのが現状です。そんな状態で急に激しい運動をすると

関節を痛めたり、ギックリのような症状も出てきます。

疲労が貯まると循環が悪くなり、筋肉が硬くなります。

また背骨は肋骨と関節を作っています。

肋骨の動きが制限されると呼吸が上手く出来なくなります。

結果筋肉に酸素供給が出来ず、筋肉も力を発揮出来ません。

筋肉を動かすイメージが強いですが、私は関節をしっかり動かす事が

最も大事だと思います。

次は夜空見上げながらこれやろう、、。笑

 

次は殿筋、下肢筋群。こちらもいくつかメニューをこなしましたので一部紹介します。

ジョイント 股割りの状態で足先を外側へ。この状態を保ったまま

真上に飛びます。足でこらえるのではなく、あくまで股関節に負荷をかけます。

個人差はありますがかなり効きます。逆に試合前にこれで痛いようでは

試合中はいい走りは出来ないことでしょう。しっかり股割り出来て痛みもない状態

この状態で試合に臨みましょう!

これが基本になりますが、アプローチを変え10種目行いました。

 

ドロップランジ

片方も足をもう片方の足の後方へ持ってきます。

この状態でおしりを後ろへ突き出し下え降ろします。

大腿四頭筋、ハムストリング、大殿筋へ。

サイドランジ

股割りの姿勢が左右へ。左へ状態を持ってきた場合

右足は遠くに伸ばします。このとき足の親指は地面と平行に保ちましょう。

内ももに効かせます。

 

ある程度全体的に筋肉を刺激した後、スプリントメニューを行いました。

試合前は一息上げるくらい動かないと試合の入りにガツンとプレイ出来ません。

ちなみに試合前に追い込みかけすぎて疲れ果てた選手もいました(笑)

これは反省。しかし彼はそのおかげか、ダブルダブルの活躍をしてくれました(笑)

 

③反省点

試合も見ていると、これだけ動いてもペネトレイト時のスピードが遅かったり

バスケに絶対的に必要な横の動き、ボックスアウト時の当たり負け、ファストブレイクの走りの悪さ、前半のシュート成功率の悪さなどなど、たくさん出てきます。

これは一概に身体能力が乏しいとか練習が足りてないなどが原因ではありません。

ある程度はコンデショニングトレーニング次第で変わります。

言えばせっかく練習してきたのに、コンデショニングを怠ったら

自分の可能性が0%にもなりますし、

100%にも120%にも引き上げる事が出来ます。

これを理解させるのもトレーナーの役割。

ただやらせるだけじゃ駄目ですよね。

練習も、トレーニングをなぜ必要か?まずそこを理解させましょう!

 

④試合を見て思ったこと 別記事にて!